セミナー・公演
労働経営セミナー(泊)
こんにちは。弁護士法人かばしま法律事務所所属の弁護士、泊祐樹です。
令和2年2月20日に、久留米労働経営講座実行委員会および福岡県が主催する、福岡県労働経営セミナーの講師を務めて参りました。
セミナーのテーマはズバリ、「働き方改革によって求められる経営者の具体的な対応」とさせていただきました。
35名を超える地元企業の経営者や法務等のご担当の方にご出席いただきました!
今年の4月から中小企業にも残業時間の罰則付きの規制が課されること(原則として月45時間、年360時間以内しか時間外労働が認められなくなりますよ!)を踏まえ、どのように労働時間の管理をすればいいのか、どんな場合が例外的に上記限界を超えて残業させることができる場合に当たるのか等、具体例を用いてお話をさせていただきました。
また、既に始まっている、年次有給休暇の5日間の取得の企業への義務づけに関し、計画年休を導入する具体的な方法や具体例などについてお話しさせていただきました。
そしてセミナーの後半には、「同一労働同一賃金ガイドライン」の説明をし、実際にお集まりの皆さんに自社が正社員とそれ以外の方々とで、支給に区別を付けている手当や福利厚生について洗い出していただき、その区別に合理的な説明がつくか、検討していただきました。
さっそく、合理的な説明がつかない区別をしてしまっている(正社員だけに食堂を使わせてしまっている、正社員だけに通勤手当を出してしまっている等)ことに気付き、就業規則の変更を検討されている参加者の方もいらっしゃいました。
セミナー後に実施したアンケートでも
・「判例をもとに具体的な事例を見ながら話を聞くことができ、分か
・「正社員と非正規社員とで手当に差を設けていることへの合理的説明について具体的に考えることができた」
・「法律の改正内容についてとても分かりやすかった。自社の検討事
などのご感想をいただきました。事前準備に時間を費やした甲斐があった、とうれしく思っております。
今後も、当事務所主催のセミナーだけでなく、このような外部セミナーや顧問先を訪問しての労務セミナーにも、積極的に取り組んで参りますので、是非ともお声かけおよびご参加のほど、よろしくお願いいたします!
弁護士 泊 祐樹